二輪車ETCの試行運用の開始
日本道路公団では、二輪車ETCの試行に向け、レーンマークの表示などETC専用レーンの改良を行い、平成17年6月13日より首都圏の一部区間においてプロライダーによる二輪車の試行運用を開始しています。
二輪車におけるETCの問題点
現状、二輪車にETCをつけることは、ETC本体の格納スペースの問題(施錠できない)や耐候性などから、難しいとされています。
また推奨速度20km/hを遥かに超える速度(50km/h程度)でゲートを通過する四輪車が多いため、二輪車がゲートを通過しようとした際に何らかの理由でゲートが開かなかった場合、転倒し後続車に轢かれる可能性もあります。
しかしハイウェイカードが廃止され、ETC割引が四輪車のみに適用された結果、時間帯によっては割引が適用された大型トラックよりも、割引が適用されない二輪車の方が料金が高額となるケースがあります。
そのため二輪車用ETCの開発が期待されています。